地方創生の管理会計[担当:岩田 弘尚]
ゼミナール名称 | 地方創生の管理会計 |
研究テーマ | 管理会計、レピュテーション?マネジメント、地方創生 |
ゼミナール所属 | 経営学部経営学科 |
学習内容 | 当ゼミの主なテーマは、「地方創生のための管理会計」です。現在、人口急減?超高齢化といった大きなわが国の社会問題に対して、国が一体となって取り組み、各地域地方がそれぞれの特徴を活かして自律的で持続的な社会を創生できるように、地方創生が推進されています。地方創生とは、「まち?ひと?しごと創生総合戦略」を実現することです。そこでは、「地方にしごとをつくり、安心して働けるようにする」、「地方への新しいひとの流れをつくる」、「時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、地域と地域を連携する」といったことが求められます。そして、その戦略の遂行のために経営学や管理会計の知識が大いに役立つのです。戦略は描いて終わりではなく、戦略を具体的な尺度、目標値、アクションプラン、予算に落とし込んで、PDCAサイクルを回して、業績評価していくことが実現への鍵となります(まさに管理会計の領域です)。 3年生の活動目標は、企業や地域とコラボレーションを行い、経営学部で学ぶマーケティング、戦略、管理会計、情報システムなどの幅広い経営学の理論を地方創生に応用しその成果を各種大会で報告することです。具体的な活動例として2018年度の取り組みを紹介すると、長野県小県郡長和町に位置する地域商社ドリームウイング合同会社様と国産生ハムの手作り工房であるメゾン?デュ?ジャンボン?ド?ヒメキ様と連携し、軽井沢や茅野市などで開催される美食イベントの運営に協力しながら、商品開発を行ったり(廃生け簀を活用して長野で養殖された蝶鮫フライのカスクルート)、PRを行ったり(手作りの生ハムの原木や地域の魅力を紹介するニューズレター作成、ドリームウィングス合同会社の見えない魅力(無形資産)を見える化する「知的資産経営報告書」の作成)と、リアルなビジネスを体験しました。その過程で、いかにその地方の特産品の評判を向上させるか、その地方の評判を向上させるかを地元の人と一緒に考え、買いたくなる、訪れたくなる、住みたくなる町になるような提案を行いました。4年生は、 3年生をサポートしながら、各自で決めたテーマに基づいて卒業論文を仕上げるのが目標です。 ゼミの特徴は、経営学部のスローガンである「理論と実践の融合」によるプロジェクト活動です。社会人と関わりながら地方ベンチャーの抱える課題解決にチームでプロジェクトとして取り組む中で、経営学の理論と実践を行き来しながら深く学び、社会人基礎力(前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力、やり抜く力)も身についていきます(その結果、就職や進路先は、ゼミ生の希望 |